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代表者の自己紹介 その5

2023年11月27日 09:42

JVに出向しているとき

子供が生まれました。


妻は出産準備のため実家へ帰省し

そこから会社へ通っていました。


出産予定日が近づいたある日

「破水した」と連絡が。


翌朝、現場へ出勤。


所長に事情を伝え、朝礼後

翌日の作業指示書作成等を終え

監督仲間、そして作業員たちに挨拶して病院へ。


到着したのは、お昼過ぎだったでしょうか。


それから翌日の真夜中に産まれるまで、

ベッドサイドで本を読んでいた記憶が残っています。


分娩室には入れず

そのわきのカーテンで仕切られた小さなスペースで

産まれるのを待ちました。


看護婦さんが

この世に生を受けたばかりの娘を

私の元に連れてきました。


娘を抱いた感覚。


いまでも残っています。


午前2時を回っているのに

「帰ってくださいね」と言われたことも

ひとつの思い出です。


さて、2期工事が終わり

入居が始まってすぐ

ある部屋にオプション家具の未取付が判明しました。


それらのデータはすべて私のところに来ていたはず。


なのに、なぜか

その部屋の家具データ2件が抜け落ちていたのです。


家具職人と大工たちを連れて、そのお部屋へ。


作業日を約束していたにもかかわらず

片付けられていないリビング。


ソファー等を動かし始めてしばらくすると

施主が来て「取付は無しになりました」。


部屋を出るとき

真新しいオーディオセットからリビングに流れていたBEATLES。


『センスの良い曲聞いてるのになぁ』

とさみしい気持ちになりました。


さて、1回目の出向時

わたしを毎日鍛えてくれたS建設の所長。


2回目の出向では、工事が終わるまで

本当に何も指示されませんでした。


気に入らない点や、迷惑をかけたこともあったでしょうが

私の耳に入ってくることはありませんでした。


この人にお世話になったことは

私の人生において、大きな意味を持っています。


SBを初めて数年経った時、ふと日経新聞を購入し

淀屋橋駅のホームで読んでいました。


ふと人事欄が気になり目をやると

そこに懐かしい所長の名前が。


日経新聞に載るほど、出世していたのです。


3.11では

被災した原子炉建屋内での無人作業システムを考案し

建築雑誌に特集を組まれていました。


そして現在〔2021年当時)

S建設のホームページで

執行役員に名を連ねています。


本当に嬉しいです。


次回より

会社員生活にピリオドを打ち

自営業者として活動を始めた頃からの話をお伝えします。