代表者の自己紹介 その3
2023年11月10日 19:05
先月号の続きとなります。
お時間あるときに目を通していただければ嬉しいです。
さて、針のむしろだった分譲マンション新築現場。
完成が近づいてきました。
その頃になるとS建設の2名の社員やS工事主任、
そして事務員の女性とも仲良くなり、
現場へ通う苦痛が、大分緩和されていました。
施主による完成検査、70数戸の購入者による入居者検査を終え、
自社へ戻ることとなりました。
「もう、あの所長と一緒に仕事することはないだろうな」とホッとした気分で
神戸市内にあった会社へ通う日々。
今でもそうだと思いますが、次の担当現場が決まるまでの数ヶ月、
自社で骨休み(?)する期間がありました。
「川原田、同行してくれるか?」
工事部長と、ある現場への巡回時、
お昼休みに食事とビールを奢ってもらった思い出があります。
私のグラスにビールを注ぎながら「ご苦労さんやったな!」
この一言で、私の苦労を理解してくれてたのが、分かりました。
が、数ヶ月後、思いがけない指示を受けることとなります。
なんとまた、同じ場所で、S建設とのJV現場へ出向です。
しかも今度は中層4棟+低層2棟の建設で、総戸数は375戸。
一つの工区全体を2期に分けて分譲販売する計画。
全ての工事はS建設と弊社、そしてもう一社の3社JVです。
たしかに、この工事を請け負うであろうということは知っていました。
ただ、「出向者は変わるだろう」と安心しきっていた私。
この工事開始時期から、先兵隊として乗り込んでいた若人が一人。
当時20代前半の彼は、誰からも好かれる好青年。
その男性と私の2名が選ばれたのです。
さて、再出向初日、AM7:15に現場事務所へ出勤。
すると、7:30になるとJV職員全員がヘルメットと安全帯を装着し、
マンション建設現場へ出かけていくのです。
訳が分からず私も続きます。
通常の建設現場では、朝礼はAM8:00から。
ただ、この現場は、7:45開始だったのです。
「えらい現場に戻ってもうた・・・」
所長は、もう会うことはないと思っていたI氏。
「川原田さん!久しぶり!いらっしゃい!」
初日、顔を見るといきなりの挨拶です。
さて、赴任して数日間。
所長からは、なにも指示がありません。
初日の挨拶後、一切話しかけられないのです。
さてここで、この建設現場監督員の構成についてお伝えしましょう。
所長 30代のI氏(S建設)
その下に工事長2名
・1期担当工事長 30代のS氏(S建設)
・2期担当工事長 30代のT氏
(S建設の関西地区に適任者がおらず、関東から配属された方でした)
それぞれの工事長の下に工事主任
・1期担当工事主任 30代のO氏(S建設)
・2期担当工事主任 20代後半のK氏(S建設)
その下に各工種別の担当者 全員20代か30代(JV3社)
つまりS建設の配慮で、所長より年下の人間ばかりで構成したのです。
1期と2期が並行して工事している時期は、監督だけで20名近く、
朝礼参加の協力業者は二百数十人になりました。
閑話休題。
なぜ話しかけられないのか、
前回のJVで一緒だったS建設のSさんに聞きました。
「I所長、みんなに「内装のプロが来る」って話してたよ」。
ビックリ仰天とはこのことです。
『あれだけ毎日絞られてたのにプロって・・・』