レンタルオフィス【SOHOBOX 北浜】の新着情報

代表者の自己紹介 その8

2025年04月12日 10:25

Aさんから「会社を去る」と聞いた時、

同時に耳にしたことが現実となっていきました。


所属していた会社の存続が厳しくなっていったのです。


社長室にメインバンクの人たちが日参するようになりました。


また、給茶器などの什器が、ある日突然撤去され、

エアコンは午後7時までの使用、そして天井照明は

自分達が仕事している部署のみ点灯する決まりとなりました。


一番の変化は、多くの社員の配属が、

自社冠マンションのモデルルームへ移動したことです。


それまでは、事業主として、用地取得や物件建築、

販売サイト運営、販売管理、アフターフォロー等の業務を行っていました。


それが、自社物件販売促進のため、

モデルルーム業務を、全社的に応援することとなったのです。


と言っても、今まで通り販売を委託している会社の方々はいます。


よって販売センター内に自分のデスクはありません。


なので物件周辺への営業活動がメインとなりました。


毎日のように、チラシ配布、そして一般宅への飛び込み営業。


『こんなことをやるために・・・』と何度も考えました。



Bさんがふと漏らした言葉とは、

「レンタルオフィスって面白いかもしれんなぁ」。


このつぶやきを聞いてから、

自分なりに調査していました。


「このビジネスはこれからの社会にとって必要になる」。


『いつから自分で事業を始めるか』

ばかりを考えていました。


そう考えていた時に会社が傾いたのです。


社内には大きな動揺が走りました。


いろんな話が飛び交い、

早々と見切りをつけて転職する人がいました。


私をこの会社に誘ったAさんが居たなら、

自分の考えは変わっていたかもしれません。


ただこの時、私はこう感じました。


「今がチャンスだ」。


退職を決断し、レンタルオフィスを始めるべく

物件探しを始めました。


ちょうどその時、Bさんから声が掛かりました。


「知り合いが堂島の四ツ橋筋沿いにビルを持ってるんよ。

テナントを探してて、レンタルオフィスの話を

したら乗り気になってて・・・

一度どんなとこか見に行けへん?」


Bさんもレンタルオフィス事業に興味があり、

「よかったら一緒にやろう」という雰囲気でした。


年の瀬も押し迫った2009年のクリスマス。


思いもかけていなかったことが起きました。